2022年4月24日に創刊され、月2回刊発行予定の「反政府ロシア語文化通報」であるオンライン出版『ROAR』 (Russian Oppositional Arts Review) は、詩から楽譜まで、小論から長編まで、ウェブデザインから絵画、グラフィティ、映像作品まで、現代のロシア語文化のさまざまなアート作品を読者に提供するものです。これらの作品は、あからさまなプロパガンダと限りなく一体化している忠実で従順な公式文化に対立するものです。私たちは、反体制に立つロシア語作者たちに発言の機会を与える唯一のプラットフォームではありません。しかし、自分の作品を委ねてくれる人たちのおかげで、こうしたプラットフォームのひとつになれることは、私たちにとっての名誉となることでしょう。

『ROAR』には決まった編集の枠はなく、毎号、編集部がそのときに重要だと思う新しいコンセプトで準備します。『ROAR』第1号のテーマとなったのが、ウクライナに対するロシアの戦争であることはまったく当然のことです。『ROAR』は毎号、ロシア語のフルバージョンと英語のダイジェスト版の、少なくとも二言語で出版する予定でいます。その他の言語のダイジェスト版を作りたいという方がいれば大いに感謝します。協力希望の方は、[email protected]までご連絡ください。

私たちはすでにもう、『ROAR』を終えることのできる時が待ち遠しいです。つまり、犯罪的なロシア体制がその存在をやめ、反体制としてのロシア語文化という区別をもうしなくていいという時がくるのが。でもまだそれは起きていません。私たちは、ボランティアの力だけで発刊した『ROAR』を継続していくために、すべてを自分たちの手でやり遂げるつもりでいます。

質問や、協力の申し出、あるいは作品の提供は、[email protected]までいつでも連絡してください。

よろしくお願いいたします。

『ROAR』編集長リノール・ゴラーリク、編集メンバー一同

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